2009年4月15日アーカイブ
2009年04月15日(水)
4月15日(水) 旧暦三月二十日 庚寅 仏滅
紀州紀の国、木の国・・・そして、鬼の国ともいいます。
熊野には、歴史学者が聞くと笑ってしまいそうな“坂上田村麻呂”の鬼退治伝説があります。平安時代の頃、田村麻呂は多蛾丸(たがまる)という鬼(海賊)退治を命じられ兵を率いて熊野にやってきました。
鬼たちは海に突き出たようなこの場所を、根城にしていました。船に乗り込み兵士たちは、沖に出たものの、硬い岩屋に守られ、さらに岸壁には、強い波が打ちつけるため攻める事ができず途方にくれていました。
すると、沖に見える島から一人の童子が手招きをします。その島に兵士たちが漕ぎつけると、童子は面白おかしく踊りだしました。つられて兵士たちも踊りだし、ついに大舞踏会になってしまいました。
あまりの賑やかさに、ついに鬼の大将は、岩戸を開けてしまいました。そこを、逃さず田村麻呂は弓で射抜いて退治した。という伝説です。そんなことから、この島を魔王のような多蛾丸を見たということで『魔見ヶ島(まみるがしま)』と呼ぶようになりました。
童子は、その後白い光を放ちながら山の方へと飛び去って行きました。その後を追って行くと山に岩窟が現れました。その場所に、肌身離さず持っていた一寸八分(約5㌢)の千手観音をお祀りしたのが『比音山清水寺(せいすいじ)』です。
熊野古道伊勢路の観音道は、清水寺跡へと続く道です。そして、大馬神社はその鬼の首を埋めた所です。以前、ブログで紹介した事がある観音道の清水寺と 大馬神社と 今日の鬼ヶ城で 話がようやくつながりました。


