雑記帳

2009年01月18日(日)

観音道

1月18日(日) 旧暦十二月二十三日 癸亥 仏滅 下弦の月

清泰寺内千手観音.jpg

江戸時代、民衆に人気があった菩薩様といえば観音様でしょう。熊野古道伊勢路の中に“観音道”という三十三の観音石像が点在する峠があります。峠の頂上、比音山清水寺という寺がありそこに祀られていたのが、写真奥に見える“千手観音”。そこが、無住になってからは麓の清泰寺に客仏として祀られています。年明けて、今日は、初観音の日。総勢30名近くの人たちがお参りをしました。

第一番・那智山.jpg

清泰寺で般若心経などをお唱えしたあと約1㌔の道のりを清水寺跡へとめざします。西国三十三観音の第一番札所那智山青岸渡寺から四番札所までは清泰寺境内にあります。私達は、御詠歌を唄いましたよ♪♪♪

三十番札所とお地蔵様.jpg

道筋には、かわいらしい無邪気な子どものような顔をした観音石像が現れて私達を迎えてくれます。全部の観音様を紹介できなくて残念なのですが、第三十番目の竹生島の観音様と一緒に佇んでいる小さなお地蔵様。頂上の観音様もこのような洞窟の中に安置したのが始まりだとか・・・お地蔵様のことについてもっと知りたい人は、熊野にどうぞお越し下さい。(エヘッ)

谷汲山と馬頭観音.jpg

頂上の手前、三十三番札所の谷汲山・華厳寺と馬頭観音があります。ここでも御詠歌を唄いました。馬頭観音についても語り部さんから説明を受けてくださいね。ちょこっとだけ、お教えすると坂上田村麻呂の伝説に関係します。

頂上前階段.jpg

頂上前の石段にたどり着きました。ここを登れば頂上です。このあたりから七里御浜や熊野灘を望むことが出来ます。この石段の石は、大正時代、大泊の屈強な男達が担いでここまで運んで来たんですって!「oh!unbelievable」比音山清水寺跡.jpg

清水寺跡に到着。昔の見る影も無く今にも崩れ落ちそうです。江戸時代の頃は、西国の巡礼たちが立ち寄り、明治・大正・昭和と日本が軍国主義にひた走っていた頃は、近隣の民衆がこぞって朝暗い時間に戦地にいっている家族の無事を祈り一心にお参りをしていたといいます。坂上田村麻呂が懐に持っていた観音様を洞窟に安置したのが始まりと言われる清水寺。かつての賑わいを取り戻す日が来ることを願うばかりです。